セキュリティ対策ツールの新しい検索方式 ( スマートスキャン ) について

概要

セキュリティ対策ツールの新しい検索方式 ( スマートスキャン ) はどのようなものですか。

回答

セキュリティ対策ツールには新しい検索方式であるスマートスキャン機能が搭載されています。
これは、パターンファイルの大半をクラウド ( NTT 西日本の提供する IPv6 に対応した地域 IP 網 「 以下フレッツ網 」 ) に配置し、 ネットワーク経由で利用することによって、常に最新の防御情報でクライアント上のセキュリティ対策を実現する検索技術のことです。

スマートスキャンには以下のようなメリットがあります。

  1. 頻繁にアップデートされるフレッツ網スキャンサーバの最新のパターンに問い合わせをすることによって、常に最新の防御で守られている。

    <従来型スキャンの場合>
    クライアントマシンにあるパターンファイルを使うことでしかマルウェアを検出できないため、最新のパターンが配信されていない場合は最新の脅威に対応できない可能性が高い。
  2. パターンの大半をクラウド上にあるフレッツ網スキャンサーバに置くことにより、 クライアントは最小限のパターンのみ使用するため、メモリ使用量や CPU 負荷などを長期的に抑制、低減できる。

    <従来型スキャンの場合>
    マルウェアの増加に伴いパターンファイルが継続して肥大化するため、 パターンファイルが大きくなるのに比例してメモリ使用量や CPU 負荷も増加し続ける。
  3. パターンの大半はスキャンサーバでのみ更新されるため、 クライアントは必要最小限のパターンのアップデートとスキャンサーバへの問い合わせにより、 ダウンロード、配布にかかるネットワーク負荷を長期的に抑制、低減できる。

    <従来型スキャンの場合>
    一定時間内に登場するマルウェアが増加するにつれパターンアップデートは継続して大きくなるため、 更新毎のダウンロード、配信におけるネットワーク負荷も増加し続ける。
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